もしも願いが叶うなら.


「サクラ、教えてあげなよ。」


いつものような落ち着いた顔で
由依は笑った。





〈………………。〉




わたしはゆっくり頷き
ブレザーのポケットから
ケータイを取り出した。



< 30 / 42 >

この作品をシェア

pagetop