3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴
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車内で美雪は後部席に移り恭介の隣に。助手席はミロク。
「来てくれたんだ」
「別に貴方の為に来たんじゃありません。弟の広樹を保護者代わりとしてついてきただけです」
「弟か……広樹くんと姉弟だとは流石にびっくりしたよ」
「あたしも同感です。最悪な展開ですもんね」
美雪の視線は窓から見る風景。恭介と顔を合わせずに声だけで会話。
なんだかぎこちない。
「結衣ちゃんのお兄さん、イケメンだね」
「そう?普通だと思うけど。広樹くんのお姉さんは美人だよね」
広樹と結衣は互いに、姉と兄の不穏な空気を察して気を遣いながら会話。
「みっくん、お腹空いたぁ」
「お菓子あるだろ……って椅子ガダガタさせるなよ!」
「何であたしだけ一人で座ってんのよぉ、みっくんトコ行くー!」
「危ねえ、立つなぁ!」
こちらは自由行動。
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車内で美雪は後部席に移り恭介の隣に。助手席はミロク。
「来てくれたんだ」
「別に貴方の為に来たんじゃありません。弟の広樹を保護者代わりとしてついてきただけです」
「弟か……広樹くんと姉弟だとは流石にびっくりしたよ」
「あたしも同感です。最悪な展開ですもんね」
美雪の視線は窓から見る風景。恭介と顔を合わせずに声だけで会話。
なんだかぎこちない。
「結衣ちゃんのお兄さん、イケメンだね」
「そう?普通だと思うけど。広樹くんのお姉さんは美人だよね」
広樹と結衣は互いに、姉と兄の不穏な空気を察して気を遣いながら会話。
「みっくん、お腹空いたぁ」
「お菓子あるだろ……って椅子ガダガタさせるなよ!」
「何であたしだけ一人で座ってんのよぉ、みっくんトコ行くー!」
「危ねえ、立つなぁ!」
こちらは自由行動。
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