3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




「無理だ、俺はあの子の目の前に立つと口がチャックしてまう。ドSな女の子に叱られるタイプが俺好きじゃん?」



「物静かが嫌いなんだろ。変わってるよな恭介って。なら何で物静かなあの子が気になってんだよ?」



「……隠れドSの匂いがする」



「匂いって、じゃあ彼女が一つだけ残ってる感情が“怒”だったら合うってことか」



「お、ミロク頭良いな!そうだよ、あの子は絶対ドSだぜ」



テンションMAXで恭介は感情のない女の子が居る教室へ走った。



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