3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




「嫌いじゃない……確かに否定は出来ませんが、かといって好意的に印象が変わったというわけではありません」



手強いな、おい。



「あのさ、恭介って普段ヘラヘラしてるけどいざって時はめっちゃ格好いんだよ」



今の恭介しかイメージがない美雪に違う顔を持つことを諭す。



「俺は去年まで学校なんか行かないで、毎日ギター片手に遊び歩く不良だったんだ。恭介と出会って変わったんだけどね」



話しは恭介とミロクの友情物語に移り変わる。



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