3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




あだっ!



うとうとしてる恭介の顔に小石(砂入り)をジャラジャラと落とし流す少女。



美雪……。



「ぺっぺ……ゴホッゲホ、口ん中砂だらけ……ぺっぺ」



俺は最初何が起きたか理解が追い付かず飛び起きて、口の中の小石達を追い出した。



「誰や……美雪さんですか」


つい敬語に変換。



「どうして」



「へ?」



「わからないあたしには貴方が理解不能」



いや、負けず劣らず美雪さんも理解不能な行動起こしてますが。



「好きなんでしょ」



「誰が誰を?」



「貴方が秋山さんを」



どういう経緯で勘違いが発生したの?



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