3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




「もう昼休みの時間ね。そろそろ教室に戻りましょうか」



「そうですね。腹減ったし」


やっと気が抜けるよ、てか何時間かけて回ったんだよ。雑談した割には全然記憶に刻まれなかったな。



「私は少し席外させてもらいます」



美雪は教室に戻らず何処か用事があるらしく消えた。


一旦戻って昼食を取るが、中々帰ってこない美雪を心配して探しに教室を出る。


暫く廊下を歩いていると階段付近で女の子の話し声、美雪の声が聞こえた。



「……電話、誰かと話してるのか」



盗み聞きをしてしまう恭介は衝撃の真実を知ることに。



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