白衣越しの体温
「…先生達…本当に、ありがとうございました。」
本当に嬉しかった。
ただただお礼を言うことしか自分にはでなかったけど。
お礼を言ったら、なんとなく、いつも使っていない顔の筋肉が動いた気がする。
自分の顔をみた2人のリアクションに若干心が砕けそうになった。
霧島先生は片手で顔を押さえてしまった。
弥島先生も少し赤くなって目を泳がせていた。
そんなに面白い顔してたのだろうか。
自分。
「いや、そうではなくてだな…その、」
「まぁ、気にすんなってことだ。」
「あっ…あぁ、そういうことだ。」
「読心術?!」
「声に出してた。」
霧島先生に鋭い指摘してきをされたが、それでも今、
とても楽しい。
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