白衣越しの体温
〜訪問者は突然に〜
俺は、最近見つけた隠れ家。
まだ仲間にも教えてねぇ俺様の楽園の木の上でうたた寝をしていた。
そろそろもどるか、と木から飛び降りると、そこにはうたた寝をしている女がいたんだ。
「俺様の楽園に無断ではいるとは良い度胸だぜ…」
俺様は敵には容赦しねぇが、相手は女。
俺様はそこまで非道な人間じゃねぇ。
まぁ面くらい拝んでから威嚇して…俺様が睨めばたいていの奴は逃げてく。
そんなことを思いながら木に背を預けて眠る女の前髪をかきあげた。
「…こいつ。」
今日初めて会ったよな・・・。
なんか、
すげぇ…
懐かしい気が
する。
ぱちっ
「うお゛っ!!」
突然女の目が開いてずっげぇ、おどろいた。
そいつは、なんかよくわかんねぇけど、にっこり笑って、
「綺麗・・・」
とかなんとか言って、俺の髪を優しく梳いた。
「っつ・・・・/////」
別に、可愛いとか、思ってねぇかんな!