白衣越しの体温







しかたない、俺はオカマでもなければSでもないし。

そろそろ助けてやるかな。


そう思って、優しい俺が(←ここ大事)、いまだに義琉の上でうたた寝しているお人形さんみたいな女の子をどかそうとしたけど・・・




ぱちっ





「な゛っ」



「「「・・・・・・・・は?」」」



女の子が見た目にあるまじきリアル驚きボイスを発してから暫くの痛い間が続いた。








「あー・・・えぇっと・・・どちら様でしたでしょうか。」



・・・・・・・・・・っ



「「「ぷっははははははっ!!」」」




「ひーっひーっ!!!でしたでしょうかって!あったことないけどね!ははははっあぁーおかしっ」


「ははっこいつっ!マジで?!寝起きの第一声がこれかよ!!!」


「なんやのこの子!ガチでいっとんの?おもろいわぁw」


「「「しかも な゛っ  って!!」」」





気づけば




俺も、義琉も、楓も。


笑い転げていた。












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