白衣越しの体温
「では、…一様私の領土なので、「俺らは入ってくんなって?」いえ、そしたら逆恨みされて反撃とか、ばらされたりする可能性があるので。いいませんよ。絶対。」
「自分、素で性格悪いなぁ(笑)どんだけ疑っとるん。」
「ほら、人をみたら泥棒と思えって。」
教訓である。
「歳のわりにすさんだ子やわぁ。お父さん悲しいで。」
誰がお父さんなのだろうか?
「いいから、楓は黙ってなさいっ。で?」
「あぁ、で、此処のことを内密にしていただく代わりに、まぁ領土の権利を三分の一、あなたがたにさしあげます。あと、茶菓子もつけます。」
どうでしょう、といった具合に首をかしげると、
「ふーん。別に領土とか権利とか、そんなこと興味ないけど、面白そうやん!のったるわ!暇やし!(←こっちが主。)」
バシッ!
「何勝手に仕切ってんだ楓!いいぜ!いつか完璧に俺様の領土にしてやんぜ!」
「略奪ゲーム…てことかな?面白そうだねぇ…お兄さんも一枚かもうかなぁ。」
と口々に唱えた。
なにやらゲームにまで発展してしまったようだが。
この人達、人の話を聞かないタイプのようだ。(←人のこと言えない。)
でも、面白そうだと…思ってしまった。
青春、みっけ。
「うけてたちます。」
・