白衣越しの体温
〜思い出せ!…たら苦労しない〜
俺達は昨日、不思議な女と出会った。
授業時間だというのにそいつは人気のない場所でうたた寝をしていた。
出会い方はどうかとおもうが、話してみると結構いいやつだった。
それに、なぜかこいつは懐かしい感じがする。
あえて言わないのは古いナンパの手口みたいだからだ。
あのあと…そういやぁ
「ルールは後日決める、ということで構いませんよね。良かったら各自適当に考えておいてください。(自分今眠いんで)」
「んじゃ、また明日ここでね。…そういえば名前。俺、藤堂 美夜燈(トウドウ ミヤビ)。宜しくね。」
「俺は杏條 楓(アンジョウ カエデ)な。よろしくなぁ!」
「俺は紫乃宮 義琉(シノミヤ ギル)。覚えとけ!」
「了解です。」
といった感じで今日もあの場所にいくことを約束していた。