白衣越しの体温
ガサッ
「っとっと、あ、そういえばさ、彼女、愛ちゃん。随分有名みたいだねぇ。」
「あぁ、新入生代表だったんよね?しかも三日目にして保健室登校(笑」
「しかも男三人をタコ殴りにしたらしいな。」
義琉、楓、美夜燈の三人は雑談をしながら進んでいた。
「保健室に相談にくる子が増えて保健室は鬼ヶ島なんて呼ばれてて、」
「愛称は鬼島様、なんよね?(笑」
「変な奴だよな…俺達明らかに不良で厳つい集団に見えんのに。…なんでびびんねんだ。」
「はははーw義琉と一緒にせんでほしーわぁ」
「俺も♪」
「ははっ、一匹狼、かっこよすぎるぜー…ズッ」
「泣いたらあかん。男の子やろ☆」
「ごめんごめん、冗談じゃんかー(笑)」
「うっせ、ばーか!泣いてねぇよ。」
ドスッ
義琉は楓、美夜燈をどつく。
「うぉ!落ちる落ちる!」
「危ないでしょうが!」
キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…
鐘の音を聞きながら、そんなやり取りを繰り返し、いざ、決戦の地へ!!