【BL】男子校にいらっしゃーい☆
「そぉ。」
俺は短く答えた。
「しかも彼、男性を愛したことのないレアな人間だ。二人とも、……いや、よろしくできるのは彩河だけか。」
「はは…。」
泰牙の笑顔がひきつり、理央はしかめ面になる。
どういうことだ?
「桂田は青ピンだからな。」
ピン?
そういや理央の胸元のポケットには、淡いブルーのピンが刺さっている。
「どーゆー事?」
「そう焦るなひろ。詳しい事は彩河に教えてもらえ。」
聞きたくねぇ。
そんな俺の顔を見て会長はにやりとし、去っていった。