【BL】男子校にいらっしゃーい☆
余計な詮索はしない方がいいな。
俺もこれ以上、カルチャーショックをうけたくない。
「おーし、席つけー。授業はじめるぞー。」
チャイムもなっていないのに、分厚いレンズの眼鏡をかけた教師が入ってくる。
腐ってもトップの進学校だもんな。
ぼんやりそんな事を思っていると、泰牙が机を寄せて、真ん中に数学の教科書を開いた。
「教科書、ないだろ?」
「ん、ああ。サンキュ。」
泰牙、まじでいいやつだな。