レベルの高い恋
正反対の2人
『萌花~恋したあ?』
「…なんで?』
―萌花―
4月に入学したばかりの中学一年生
小学校から仲良くしていた友達も
たくさんいて毎回楽しく通っていた。
背が小さくて顔も幼い、
頭も悪くて運動おんち。
褒めるとこなんてない
話を戻してさきほど
恋した?って聞いてきたのは
小学校から仲良しのふみちゃん。
ふみちゃんはまつげがすんごい
長くて喋るのが遅いのが特徴。
『恋』
この言葉を聞くと何故か焦る…
小学校では恋してたけど中学に
入ってから学校が離れちゃったから
正直恋できるか心配だった。
中学1年の春
ふみちゃんとあたしも
この頃は恋なんてしてなかった
まず、すると思って無かったから
本当の恋なんてあるの?
そんなのないっしょ。
平凡に過ごしていた毎日
…ある日君に恋してしまった
貴方に恋をしてこんなに
悩まされた日々は初めてだった。