レベルの高い恋
えっちゃんが呼ばれる。
まだ健の隣は呼ばれていない…
やっぱそうやんなあ。
あ…呼ばれた。
前から二列目。最悪。
気分は最悪。から…
嘘?ちょっとまって?
驚きに。
隣が健だった。
その瞬間正直すっごい嬉しかった。
口ではやっぱり素直じゃ無いあたし。
「最悪。なんで健の隣なんよ…」
『俺の横やで?最高じゃん♪♪』
健は自分の横は最高っ言ってる。
ま最高なんですけど…
席移動してすぐに終学活だった。
あたしはほんと――に緊張してた。
健は相変わらずニコニコで♪♪
あたしの机の上にあった水筒を
開けたり閉めたり遊んでた。
…だめだ。本当に恋かもしらん。