あたしの思春期

もうすぐ昼休みも終わりになる頃、隣の席にこうた君が戻ってきた。


それを確認したさやかは、教室に帰っていった。


―帰り、さやかに何か言われるなぁ。―


あたしは思った。



好きな人の事は友達にも良い評価して欲しい。だけどあまりに良い評価されるのも複雑な気分だったりして、なかなか女心は難しい。


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