あたしの思春期
しばらくしてさやかが来た。
「あさみ。」
そう声をかけられさやかの姿を見たとき、あたしは安心してへにゃーっと地面に座り込んでしまった。
さやかも一緒に座ってくれて、
「どうだった?気持ち伝えられた?」
って聞いてきた。
「うん。こうた君に付き合うのは断られたけど、第2ボタンもらえたよ。」
「あさみの想い伝えられてよかったね。付き合えなかったのは残念だけど、あさみの勇気すごいと思うよ。よく頑張ったね。」
そう言ってさやかはあたしを抱き締めてくれた。