あたしの思春期

それからの帰り道、あたしとさやかは並んで歩いた。

あたしが話始めるまでさやかは何も言わずあたしに歩調を合わせて歩いてくれた。


あたしは気持ちもだんだん落ち着いてきて、


「さやか、今日はありがとね。」


って言った。



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