言霊師
だから、
ヒョウリは目を細め、静かに告げた。
「告白。した方が良いよ。」
ヒョウリ―――言霊師も、言葉を発すれば言霊が生まれ、それを操る事ができる。
そして、発した言葉のほとんどを言霊にする事も。
「大丈夫。応援してるから。」
それを聞いた鈴木は一瞬全ての動きを止めたが、すぐに頬を赤らめ、何度も頷いた。
ヒョウリの放った『大丈夫』という言葉は、鈴木の頭上の『告白』という言霊を囲っている。
(これで、告白する気が失せる事はないな。)
ヒョウリが言霊達を視る目は、とても優しかった。
ヒョウリは目を細め、静かに告げた。
「告白。した方が良いよ。」
ヒョウリ―――言霊師も、言葉を発すれば言霊が生まれ、それを操る事ができる。
そして、発した言葉のほとんどを言霊にする事も。
「大丈夫。応援してるから。」
それを聞いた鈴木は一瞬全ての動きを止めたが、すぐに頬を赤らめ、何度も頷いた。
ヒョウリの放った『大丈夫』という言葉は、鈴木の頭上の『告白』という言霊を囲っている。
(これで、告白する気が失せる事はないな。)
ヒョウリが言霊達を視る目は、とても優しかった。