言霊師
ヒョウリは、言霊が好きだった。人の心が読めるようで始めは戸惑ったが、様々な色や形、動きがある彼らの事を次第に好きになっていった。
幾つかは、好きになれない言霊もあるけれど。
「ん?水戸黄門。」
「はぁぁあ!?」
「失礼な…何か期待してただろ?」
「確かに多少は…でも、何で水戸黄門!?」
「あぁ。鈴木は何代目の御老公が好き?僕は、やっぱ…」
そう話すヒョウリの言葉は、キラキラしていた。好きな事を話す時、その言葉は光を帯びる事が多いのだ。
幾つかは、好きになれない言霊もあるけれど。
「ん?水戸黄門。」
「はぁぁあ!?」
「失礼な…何か期待してただろ?」
「確かに多少は…でも、何で水戸黄門!?」
「あぁ。鈴木は何代目の御老公が好き?僕は、やっぱ…」
そう話すヒョウリの言葉は、キラキラしていた。好きな事を話す時、その言葉は光を帯びる事が多いのだ。