言霊師
標的
―――――その翌日。
…とは言え、ヒョウリ以外の2人がそれぞれの帰路に就いた頃には、既に午前2時になっていた。
その後、片付けをしてから寝たヒョウリの寝起きの一言は
「…嘘だろ…」
目覚まし代わりにしていた犬(言霊)がムメに消されていた事を忘れていた彼は、時計を見て、愕然としていた。
「授業…ッ!―――無理か。」
慌てて再確認したものの、時計の短針は、見事に1を指している。ヒョウリは、本当なら大学の授業を受けているはずだった。午後の授業は13時から始まるが、今日はその13時からの授業で終わりなので、つまり、
「全休かぁ…」
今日の授業は全部休む。
…とは言え、ヒョウリ以外の2人がそれぞれの帰路に就いた頃には、既に午前2時になっていた。
その後、片付けをしてから寝たヒョウリの寝起きの一言は
「…嘘だろ…」
目覚まし代わりにしていた犬(言霊)がムメに消されていた事を忘れていた彼は、時計を見て、愕然としていた。
「授業…ッ!―――無理か。」
慌てて再確認したものの、時計の短針は、見事に1を指している。ヒョウリは、本当なら大学の授業を受けているはずだった。午後の授業は13時から始まるが、今日はその13時からの授業で終わりなので、つまり、
「全休かぁ…」
今日の授業は全部休む。