思い出になるまえに
申し遅れましたっっ
わたくし、織姫蘭世[おりひめらんぜ]
と申しますっっ。
わたくし、織姫蘭世はさっき
大好きな図書館でおもしろい男の子と出会いました。
顔も名前も年もわからないけど
気になってしかたがないの。
彼が読んでいた本にはさまっていたカードには
綺麗な蝶の絵が描いてあって
下のほうにメアドが書いてあった。
これを由希に話した。
「メールしなよ!!気になるんでしょ??」
「そ…、そりゃぁ…、気になるけどー。」
「じゃ、今すぐ!!」