砂嵐のいたずら~眠れない夜~
残る場所はただひとつ…
コンコン!
「マナ、いるんだろ?入るぞ。」
ガチャ!
マナの部屋に入ると、
「………!」
『……ヒクッ…ヒック……』
目に飛び込んできたのは、変わり果てた部屋の隅にしゃがみこんで泣きじゃくるマナの姿だった。
「マナ!どうしたんだ!?何があったんだ?」
マナを見ると、目の下のクマが目立ち、かなり疲れた様子だった。
『あ…チャールズ……
うゎーーーん!!!』
マナは俺を見ると、号泣した。