砂嵐のいたずら~眠れない夜~



『ん…チャールズ…フフフ…』


眠りながらマナが笑っている。


「全く、どんな夢見てるんだよ…?」


マナの髪を指でそっと梳いてみる。


サラサラのダークブラウンの柔らかい髪が心地いい。


マナはこのままでいい。


一緒に住んでいてもなかなか会えないけれど、


元気に世界を飛び回るがいい。





どこへでも飛んでいくがいい。





必ず俺が受け止めてやるから…


『チャールズ…大好き!』


マナの寝言を聞いて、嬉しいような恥ずかしいような気持ちになる。


「俺の勝ちだ…俺はマナを愛してる…」


マナの唇にそっと唇を押し当てた。


「あふ…俺も寝るかな…」


マナを包み込むように抱きしめ、眠りについた。


楽しみは、取っておくよ…







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