カレカノ

「ホントに凶暴だよな…お前…」



「自業自得だよ…あんたのせいで先生に当てられまくったんだからね?」



「柚葉ばっかり当ててたよね…」



いつものように屋上でお弁当を食べる4人。



柚葉に蹴られたお尻を撫でながら朱希がパンをほおばる。



「…てか何でいつも屋上にわざわざ来て一緒に食べるワケ?」



「え…ダメなワケ?」



「ダメ!!!!!」



口調を真似され苛立つ柚葉をからかうような朱希を見て愛子と慶太が笑う。



「……」



「…何がおかしいの?」



2人を和やかに見つめる愛子に柚葉が聞いた。



「だって〜…2人が漫才してるみたいだもん」



「飽きないよね?」



「いつになれば腐れ縁は終わるんだろうね…」



「ホントだな…」



肩を落とした朱希と柚葉に慶太が満面の笑みを浮かべた。


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