カレカノ

『朱希君のママ逹とお食事して来るからなんか食べてね♪朱希君と一緒に食べるのも可 お母さんより』

…―『可』じゃないよ!!!お母さん!!


「ん?うちのおかんと出かけたのか?じゃあ飯食うか!!一緒に」


「近い!!」


あたしの肩に顎を置いて、耳元近くで聞こえた朱希の声に心臓が跳ねた。


「なに?さっきから?様子が変だぞ」


後ずさりして熱くなった耳を押さえたあたしの様子に朱希が一瞬、ニヤリと笑った。


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