カレカノ
-第2章-
お弁当も食べ終わって教室に戻り柚葉は朱希の決意を思い出す。
…―あの万年発情バカが彼女。
言い寄る女の子に手当たり次第に手を出す朱希に特定の彼女なんて作れるのかな?
愛子に朱希の毒牙が??!!
「ダメダメ…」
あたしの大切な親友をアイツに傷つけられたくない。
「何がダメなの?」
一点を見つめながら髪をグシャグシャと掻き1人ぶつぶつと囁く柚葉に愛子が遠慮がちに質問した。