月と太陽の恋愛関係
緊張からなのか…


俺の脚は早く動いてしまう。


それを一生懸命に追う神崎。


オマケに何故かニヤついて。

どうしてコイツはこんなにも表情がコロコロ変わるのか…


俺の脚はスピードを緩めてくれない。


「痛っ」

そこで足を止めた俺。

「ったく、何で止まって…」

俺の背中に顔面を強く打った神崎は鼻を擦りながら不思議そうに俺の顔を見た。

「何してんの?」

「乗れ。」


俺の意図が読めないらしい。


俺は歩くのが遅い神崎を背中に乗せようとしゃがみ込んだ。


「うん。」


断ると思ってた。

でも返事は「うん」。

つまり乗るってこと。


「落ちんなよ。」

神崎を背中に乗せ、歩き出す。


そこで気付く事。

神崎は背が高い割には体重が軽い。

それと…


意外とむ、胸が大きい事。



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