月と太陽の恋愛関係
『ガラガラ』

教室にドアの開く音が響いた。


男子に負けない綺麗な顔立ち、

俺よりも短い栗色の髪、

そして何より、

男子用の制服。



そう、たった今俺の頭を埋めていたアイツ。


神崎だ。



一瞬にして男子全員がポカーッと口を開け、マヌケ顔になる。


その中でただ一人。


「おはよう。」


笑顔で挨拶をした俺。



すると神崎も王子様スマイルを浮かべ、「おはよう。二宮さん。」と言って席に座った。





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