月と太陽の恋愛関係

電車の揺れが心地良い。


列車は俺の眠気を誘いながらガタンゴトン、と一定のリズムを刻み走る。


行き先は内緒。

だって、二宮が教えてくれないしね。



キスで話せなくなった俺を二宮はグイグイ、引っ張って、やってきたのは駅。


いくら行き先を聞いたって二宮は教えてくれないから、俺は大人しく着いて行く事にした。


二宮は二人分の切符を買って、俺の腕を引っ張り、電車の中。



そして今に至る。


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