月と太陽の恋愛関係
「フゥー…、

俺、馬鹿みてぇ…。」


アイツ何かの事で悩んで、

自分が分かんなくなって…


「へっ?」

マヌケな声を出す夜月。

「何でもねーよ…。」


そんな表情にも俺の心を締め付ける。

そっ、と相次ぎの目に俺の手を被せ、視界を遮断してやった。


不思議そうな声を出し、必死に俺の手をどかそうとしている夜月。


最近の俺は完璧に可笑しい。

いつもアイツの事を考えて、

アイツの言動一つ一つに心を捕まれて…


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