月と太陽の恋愛関係
「こちらのお席へどうぞ。
注文がお決まりでしたらお呼びください。」


さっきの店員が席を案内してくれた。


窓際の席だ。



何かを思い出すような夜月の表情。

きっとあの日のことを思い出しているのだと分かった。



「…ハンバーグセットにすっかなぁ…。」

そんな夜月はさておいて、俺はメニューとの格闘中。

ハンバーグのセットと、カレーうどんで迷っているところだ…。


「フフッ…」

ふと、耳に入った夜月の笑い声。

一気に体が熱くなる。


「あぁ?
お前何笑ってんだよ。」

「い、いや!
何でも無い、何でも!」


ごまかそうとすればするほどに夜月をビビらせている…。


それでもまぁ、楽しいから俺的にはOKだったりするのだが。


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