月と太陽の恋愛関係

気付けば夏休みの終わり。


何だかんだ言って楽しかった事は事実。

アイツがどうだったのかは知らないが…。


雑誌をペラペラと捲る。

実際は読んじゃいない。


テレビから聞こえる声は花火大会だと言っていた。


花火自体は決して嫌いではない。

ただあの音が駄目だ。


ハァ、と聞こえる夜月のため息。

きっと行きたかったのだろう。


俺はそれを無視して雑誌をもう一ページ捲った。


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