月と太陽の恋愛関係

「何でだよっ!!

今まで愛し合ってきたじゃねーか!
好きなんだろ!?



なぁ!

何で別れんだよ!」

「……ごめん。」

「ごめんじゃ分かんねーよ!





好きなんじゃねーのかよ………」

「………サヨナラ……………」



俺の隣から消える彼女。


黒く長い髪を左右になびかせ、夕日の中へ姿を消した。




人生初の恋と、


俺の中学校生活は、


音もなく、崩れ落ちた。





自分のせいで…………………。








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