月と太陽の恋愛関係



本当は分かっていた。



俺が彼女を束縛し過ぎていたこと。

気付いていて目を逸らした。



離れたくなかったから。


ずっと俺の中にだけ閉じ込めておきたかったんだ。



でもそれが幸せを壊した。


結局は自分のせいだ。

そんな事分かってる。


誰よりも分かっているつもりだ。




それでも現実を受け止めたくなかった。

きっと明日も笑ってくれる。


そう思いたかった。



俺はまだ大人じゃない。


だからしばらくは、




自分の中に閉じこもらせてくれ。


< 225 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop