月と太陽の恋愛関係
その時、廊下をドタドタと走って来る足音が聞こえた。


それも一人だけじゃない。


「っち…」


俺はカーテンを急いで閉め、布団を被った。




程なくして入ってきたその人たちは、姿は見えないものの、急いでいる事が分かった。

「早く、寝かせてあげないとっ…!」

「そうですね!
じゃあ嶋先生、ちょっとどんな状態なのかっ‥!」

「分かりました」


どうやら先生らしい。

嶋は保険の先生。

じゃあもう一人は…


「霧谷先生、水枕準備していただけますか?」

「はいっ」


あぁ、体育の先生か…


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