月と太陽の恋愛関係
俺のクラスは1-B。


あと、3クラスあり、一年生全員で約三百人程の人間がいる。


廊下を、女の子に笑顔を振りまきながら歩く。

俺に笑顔を向けられた子はみんなかおを真っ赤に染め、はにかんでくれた。



と、1-Bと書かれた札のぶら下がる教室。

即ち俺のクラスの教室の前に着いた。


ドアを開けようと手を伸ばした。

「なぁ、姫今日俺と昼飯食わねぇ?」


教室から男の声がした。

それも一人だけではなく何人も、


恐らくこのクラスの男子のほとんどだと思われる。


これもいつものこと。


俺が女子に囲まれるように当たり前のことなのだ。


「うん、ありがとう。」

男の低い声に混じり、一際目立つ高い声が聞こえた。


間違いなく、アイツだ。




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