魔法使いですが、何か?
「っ!?さ、叫ぶなって!
近所の人に迷惑だろ?」

友達Aは(もうコイツの名前出す事すら嫌になってきた)
必死に僕をなだめようとしたが

そんな事で収まる僕じゃない

「じゃぁ迷惑のかからない
所で暴れりゃいいな
覚悟しとけよ!」

ギラギラと目を光らせ
僕はバキッと指を鳴らす

ふはははっっ!!
待っているがいい!!
叩きのめしてくれるっ!!

「いい加減に……
しなさぁぁぁぁいっ!」

怒鳴り声と共に
ぐわぁん、と鈍い音が響いて
頭に激痛が走った

とっさにミッシェを見る
すると、そこには
中華鍋を携えた彼女の姿が

どこから取り出したんだ?!

でもなんでこんな事を…


「少しは私の話を聞きなさい!
私は泊めてくれる
お宅を探しているのよ!
あんたの茶番はどうだって
いいのよ!!」

「なっ!?茶番だとっ?
これの何処が茶番なんだ!
僕はここに無理矢理連れて
こられたんだぞ!
なのに、あいつらはっ」

ミッシェは怒鳴る僕に
なんと
背負い投げを喰らわせた


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