魔法使いですが、何か?
母さんは少し
間を置いて、手を胸の前で合わせごめんなさい、のポーズをとった
「そうよね…貴女も女の子
だものね…
飢えた野獣と一緒の部屋
だなんて怖いわよね!」
あんた息子をなんだと
思っているんだ
「ありがとうございます!
私、狼に襲われなくて済みます」
だから!
なんで僕が野獣やら狼なんだ!
そんな事言われる筋合いないぞ
二人の会話に溜め息が零れた
何気無く見た時計の針は
2時を指していた
深夜を過ぎても尚
元気が溢れている
母さんとミッシェに感心する
もう一度、僕は
大きな溜め息を落として
二人に気付かれないよう
静かに自室へ足を向けた
あの二人に付き合った所で
いい事なんてないし
何より
僕は酷く疲れていて
凄まじい睡魔に襲われたからだ
ふらふらと覚束無い足取りで
二階の僕の部屋のベッドへ
吸い込まれるように倒れた
まもなくして
僕は深い眠りに入ったらしい
目を覚まし
時計を見た時には
もう既に朝と呼べる時間ではなかった
午前11時36分
どこまで眠かったんだ僕っ!!
間を置いて、手を胸の前で合わせごめんなさい、のポーズをとった
「そうよね…貴女も女の子
だものね…
飢えた野獣と一緒の部屋
だなんて怖いわよね!」
あんた息子をなんだと
思っているんだ
「ありがとうございます!
私、狼に襲われなくて済みます」
だから!
なんで僕が野獣やら狼なんだ!
そんな事言われる筋合いないぞ
二人の会話に溜め息が零れた
何気無く見た時計の針は
2時を指していた
深夜を過ぎても尚
元気が溢れている
母さんとミッシェに感心する
もう一度、僕は
大きな溜め息を落として
二人に気付かれないよう
静かに自室へ足を向けた
あの二人に付き合った所で
いい事なんてないし
何より
僕は酷く疲れていて
凄まじい睡魔に襲われたからだ
ふらふらと覚束無い足取りで
二階の僕の部屋のベッドへ
吸い込まれるように倒れた
まもなくして
僕は深い眠りに入ったらしい
目を覚まし
時計を見た時には
もう既に朝と呼べる時間ではなかった
午前11時36分
どこまで眠かったんだ僕っ!!