魔法使いですが、何か?
「おっおぉぉ!?」
呪文もきらきらも
杖もそれっぽい雰囲気も
なしでいきなり身体が
浮いたので、僕はバランスを
とれずにくるくると
宙返りを繰り返してしまった
ミシェリーゼは得意気に
ふふんと笑ってみせた
「どう?すごいでしょ
魔法って…
これでわかったかしら?
えーっと……」
僕の名前…か
そういえば名乗っていなかった
「河井、河井 昂だよ!」
「はい、はぁい
カワイ スバルね…わかった
なんか普通の名前ね
もっと沖田とか土方とか
ニホンってそういう
名前あるじゃないの」
何故歴史上の人物から
引用をしてくる
「ミシェリーゼー!
これいつまで浮いたままなんだ?」
「あ、…すぐ下ろしてあげるわ」
「完全に忘れてただろ」
すると急に身体に重力が戻り
僕は地面に叩きつけられた
背中で着地してしまい
地味な痛さが残った
「後、ミシェリーゼと
言うのは堅苦しくて
余り好きじゃないわ
ミッシェって呼びなさい」
「はいはい…」
どうやら本物の魔法使いらしい
呪文もきらきらも
杖もそれっぽい雰囲気も
なしでいきなり身体が
浮いたので、僕はバランスを
とれずにくるくると
宙返りを繰り返してしまった
ミシェリーゼは得意気に
ふふんと笑ってみせた
「どう?すごいでしょ
魔法って…
これでわかったかしら?
えーっと……」
僕の名前…か
そういえば名乗っていなかった
「河井、河井 昂だよ!」
「はい、はぁい
カワイ スバルね…わかった
なんか普通の名前ね
もっと沖田とか土方とか
ニホンってそういう
名前あるじゃないの」
何故歴史上の人物から
引用をしてくる
「ミシェリーゼー!
これいつまで浮いたままなんだ?」
「あ、…すぐ下ろしてあげるわ」
「完全に忘れてただろ」
すると急に身体に重力が戻り
僕は地面に叩きつけられた
背中で着地してしまい
地味な痛さが残った
「後、ミシェリーゼと
言うのは堅苦しくて
余り好きじゃないわ
ミッシェって呼びなさい」
「はいはい…」
どうやら本物の魔法使いらしい