純愛☆片思い
だって……




障害物があったほうが、
恋って燃えるじゃん☆


私はそういう人☆


それから数日がたった。
次が体育だから
みんなで着替えてた時のこと。

この学校では
女子が教室で着替えて
男子が廊下で着替える。

私がみんなより一足先に着替え終わって、廊下に出た。

男子はとっくに
着替え終わっていた。

扉を開けて、
すぐ横に優希君がいた。
隣の男子と話している。

「どうしよう…
俺、体育係だから早めに行かなきゃなのに、
中にファイル忘れてた…
女子まだかな??」

って言ってる。

チャンス!!!

「取ってきてあげるよ!
席、はじだよね…?」

「えっ?本当に!ありがとう!」


よっしゃ!!
好感度あがったんじゃない??

なんてうきうき気分で
ファイルを渡した。
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