純愛☆片思い
学級旗の製作のために部活を休んで美術室へ向かった。

でも…美術室には3−4の人は誰もいなかった。

…なんで…??

あっユニフォームの人…

美術室にはユニフォームの人が一人だけいた。
確か……優希…君…??
だったはず。

「あっ…学級旗作りにきたんだけど…。」

転校してから男子と話すのは初めてに等しい。
別に男子に興味がないとかじゃなくて、ちゃんと思春期の女子並に男子には興味があるし…むしろ男好きと呼ばれてしまう分類かもしれない。

…それが問題なんだ…。今1番言われたくない言葉は「真由奈って男好きだよね…。」っていう言葉だ。そう言われて嫌われてきた人を何人も見てきた…。いじめってそういうのから発展するものだ。

だから、男の子にはあまり近づかないようにしていた。女子に嫌われるくらいなら彼氏なんていらないし、モテようなんて思わなかった。友達に嫌われたくない…。
そりゃ…好きな人にはアタックはするけど…。

「あっ…学級旗?」

「うん。これ…色を塗ればいいんだよね…?」

「…うん…」

うひゃ〜〜
なんか気まずい…。


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