美登利の独り言
次……

「次、と言われても……」


再び、構える作者。


「作者さん。何を構えてるんですか?」


あっ、そか…と頭をかく作者。


「あっ、僕、尾沼蓮です」


とても丁寧にご挨拶。

「最終的に、僕はフラれ虫なままなんですかね〜。最初の出方が、あんな軽い男で……」

ジロリと作者を睨む。

「まぁ、どうせ僕は、その程度の男なんだよね」


いや、そんなこったぁないと思うが……

たじたじな作者。



「んで、僕と幼なじみの話しはいつ書いてくれるんだい?」


「僕は、いつまでいい人なんだよ〜ぉ」


「ナギちゃんとのデートは花火だけだったけど、もっと書いてよ〜〜」


いや、リメイク版で入れようか、考え中です。

焦る作者。



「柳崎と陸と僕の3人の話しも、入れて欲しいなぁ〜」


そりゃ、その意識がなければ無理っす。


後ろ向きな作者……


「とにかく、僕の恋は無視しないでね♪」


いや、音譜付けられても……


作者が困っているのに、爽やかに去っていく蓮。



言いたいこと……

言ってるな……


落ち込む作者……


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