美登利の独り言
≪試し書き≫
「ちょっと………先輩。本気ですか?」


「ばか!俺はいつだって本気だ!」


「あっ………」


「………ん?」


『馬鹿!はじまってんじゃねーか』

『知りませんよそんなの』


「「どーも♪」」


「=凪=からやって来ました、柳崎寛人と」

「いちよう主役やってます、ナギこと名取静樹です」


「「二人合わせて………」」

「何?先輩。もしかしてコンビ名考えてなかったの?」


「ば、馬鹿言え。お前だって考えてなかったろ?」

「だって、これに応募したのは菜津子だし……」

「そーだよな、俺も陸に言われてここにいるんだよな…」


「何?また、あの2人にいっぱいくわされたの?」

「まぁ、俺らの運命そんなもんよ」


「ところで、静樹。最近作者は俺たちの事を忘れてんじゃねーか?」


「そうですね。続編も中途半端で非公開ですし」

「最近じゃ『哀しきこと…』に力を入れてるらしいじゃないか」


「『哀しきこと…』すごく共感できる。まぁ、第4章は作者の手抜きそのものだけどね」


「あーあ、言っちゃった。また続編書くのが遅くなるぞ」



「てか、作者の事なんか話してても誰もついてこれないんじゃないですか?」


「お前って、結構冷たいのな………」


「先輩程じゃないですよ」


「本編と見た目のキャラが違うし……」


「いいんです!読んでくれている方はナギの心の中を知ってるから!」


「なんじゃそりゃ?」


「そんなことより先輩。最近のケータイ小説の流行を知ってますか?」


「そりゃ知ってるさ。えーっと、ひつじと姫だっけ?」


「いや、執事とお嬢様です………」


「あー、間違ってもお前には縁のないやつか……」

「(殴ってやりたい)」


「何、握り拳作ってワナワナしてるのかな?名取くん」


「もう、い!!!のいちご行って勉強してこい!」

「えー何読んでも同じじゃーん。つまんねー」


「「ありがとうございました。」」

< 115 / 118 >

この作品をシェア

pagetop