大切な1ページ

｢ただいま～｣


『わー､お母さんおかえりなさい』


｢さやか､あんたちゃんと大人しくばぁちゃん達の言うこと聞いてた？｣


『聞いてたよ､ねぇばぁちゃん』


｢どこが～？いっつもあれヤダこれヤダって野菜残してばぁちゃんに怒られてたじゃん｣


『お姉ちゃんうるさい､も～それ言わないの』


｢だって本当のことじゃん｣


｢こらあんた達うるさいわよ､さっきやっと亜美ちゃん寝たんだから｣



『｢は～い｣』



お母さんの怒り声でようやく喧嘩をやめた私と姉はスヤスヤと眠る赤ちゃんの前に行き､ほっぺを触ったり腕をツンツンしてみたり。。。




初めて触る赤ちゃんの肌触りに驚きの連続だった。




『可愛いね』


｢さやもこれくらいの時はめっちゃ可愛かったよ｣


『本当？？』


｢うん､今は生意気だけど｣


『お姉ちゃんひどい』






これで私達は三姉妹になった。