大切な1ページ
「おじゃましまーす」


「あら、いらっしゃい。さやかのお友達かしら?」


「はい、佐藤慎って言います」


「礼儀正しくて良い子ね。待ってて、今さやか呼んでくるから…さーやーか、慎くん来たわよ」



『はーい』




部屋でぬいぐるみと遊んでいた私はお母さんの声でようやく慎くんが来たことに気付いた。




『慎くんいらっしゃい』


「さやかちゃんの家きれいだね」


『ニャハハ、ありがと』





慎くんは小学一年生とは思えないほど言葉も丁寧で礼儀も正しくて頭もスポーツも万能で同級生の間では一目置かれた存在だった。




『ほらほら、これだよ、さやのブランコ~♪♪』


「わぁ~、面白いね」



慎くんとは…
ブランコ以外にも鬼ごっこ、お店屋さんごっこと沢山遊んで5時のチャイムと共に帰って行った。
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