吉原くん炎上す
充実した、なんて言葉は吉原くんの口からはでなかった。
でも、彼の顔を見てると「充実」っぷりが伝わってくる。
目がキラキラしてるんだ。
まったく、信じられないことだけど。
ついこの間までは私は彼を畏怖の感情で見ていたっていうのに。
ワッフルを食べ終わるの契機に吉原くんは私に訊いた。
「何か相談?ブログのことで」
いきなり核心を突く。
「うん。実はさー、色々と情報を開示しようと思うんだけど、吉原くんに確認しておこうと思ってさ」
吉原くんは頷く。
「私のブログを見ていたならわかると思うんだけど、画像の件はある程度は説得力があっておおよそ信じてくれているみたいなんだけど・・・」
「虐待の方が問題か」
私の言い終わるのを待たずにボソリと吉原くんは呟く。