吉原くん炎上す

この間と同じ時間に家を出た。

今回の電車のお供は藤原新也の「印度放浪」。

もう30年も前に書かれたものみたいだけど写真が一杯で、古いのに新鮮だった。

少しグロいところもあったけど。

ガンジス河畔での死体とか。


それでもいいよなーって思った。

でも、きっとこの本で描かれたインドはないんだ。

終わってしまった風景なんだって思って寂しくもなった。


特急あづさでもずっとこの本を読んでいた。

新宿の売店で買ったサンドイッチを摘みながら。

そんなこんなであっという間に下諏訪に到着した。
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