吉原くん炎上す
大場くんには中学校の頃から好きな子がいた。
でも、その子は大場くんには不釣合いなくらいに綺麗だし、勉強もできた。
当然の如く、私たちが来るようなこの平均的学力の学校など来るわけもなく、すごく頭のいい学校に進学した。
しかも、彼女は大場くんのことは好きではなくてむしろ嫌いだったみたい。
大場くんは携帯を持っていた彼女から何とか電話番号と携帯メールアドレスを聞き出していて、高校に入ってからも猛烈なアタックをかけていた。
彼女は大場くんのことなんて嫌いだったので、適当にあしらうか無視するかってくらいの対応を続けていた。
ある時、大場くんはいいアイディアを考えた。